Thursday 31 May 2007

pd pd pd pd pd.....

遊んでばっかりのようですが、一応ボチボチ仕事もしてます。

色々とディスカッションを重ねた結果、私を雇ってくれているボスとは比較的サクッとfMRI実験まで持って行けそうなネタで研究を、隣のラボのヘッドとはずっと考えてたネタのモデルを一緒に議論してタスクまで落とせたら実験を、という感じで2つの研究テーマを並行してやって行くことになりました。

うちのボスとは毎週ミーティングをして現状報告し、その度にコメントをもらって関連論文を紹介してもらうというスタイル。

隣のボスは基本的にメールでやり取りしてるんだけど、すごく頭がいい上にめちゃ仕事してて、レスポンスが激早い!イングリッシュネイティブの同僚でさえ、2日掛けて書いたメールの返事が5分で返ってくると嘆いております。

もちろんすごくありがたい悲鳴なんだけど、先週はテーマ1の詰めだったのでそっちを重視してメールの返事をせずに置いてたら、金曜の夕方に"How are things going - haven't heard from you for a bit?"と… そして更にA4 2枚分のコメントがビッシリ。
お陰で先週末+祝日の月曜日はこっちに来て初めての徹夜でした♪ 火曜の朝にヘロヘロになりながら長文メールを返信し、これで暫く猶予ができた…と思ったのもつかの間、その日の晩にはまたずっしりとしたメールが。ただ、「今週はワークショップで忙しいから、君のコメントについては来週返信するね」とあったので、やれやれ…と思ってたら…

水曜の晩にはもう返事来ました(涙)

興味持ってくれるのも、すぐに返信してくれるのも大変嬉しいのですが… 論文読むスピード上げないとついていけへんわ。

お陰でめちゃ刺激になるし、勉強になるけどねー。

Thursday 24 May 2007

wedding party: part3...


4,5月は結婚式シーズン真っ盛りのようで。5月の最初の週末にも結婚式に参列してきました…。

今回はロンドンから電車で1時間ほどのMarlowで。テムズ川沿いののどかで美しい街です。のどか過ぎて、駅は無人、タクシーは電話して呼ばないと見つからないほどでしたが。先週の式はイギリスの伝統に則って、午前中から教会で挙式、午後過ぎからパーティーをして、新郎新婦はその足で参列者に見守られながら新婚旅行に出発、というスタイルだったのですが、今回のは現代風。場所はホテルだったし、午後から人前式をして、お庭に出てシャンパンとカナッペで歓談し、夕方近くなってから会食、別の部屋に移動してコーヒーとケーキ、夜は生演奏でダンスパーティー…という一日中食べまくり飲みまくりで、参列者はほぼ全員宿泊というスタイルでした。日本同様、色々なスタイルがあるようで。私はシャンパンの時点で5~6杯飲んでしまい、ダンスパーティーはサボってしまいましたが。

しかし、この3連荘の結婚式全てで、アジア人は私だけだったような気がします。Guernseyでは、チベットからイギリスに嫁いできたとかいうお婆さんに「是非あなたに挨拶したかったのよ!」と握手を求められたけど… 国際化しているとは言え、やっぱりいつまで経ってもアジア人には親近感沸くんだろーなー。

Sunday 20 May 2007

wedding party: part2

4,5月は結婚式シーズン真っ盛りのようで。4月の最終週にも結婚式に参列してきました。











場所は緑の綺麗なGuernsey island。新郎新婦が敬虔なクリスチャンということもあり、式は地元(新婦の家から徒歩3分)の小さな石造りの教会で。新婦たっての希望で、家から教会までは表通りではなく裏の小道を通っての登場だったんだけど、天気もいいしそれはそれは綺麗でした。賛美歌いっぱい、お祈りいっぱい、牧師さんのお話あり、参列者は多いのにとても落ち着いて良い式でした。
それにしても、参列者の年齢層が高い!日本とは違って、新郎新婦の友人は少しだけで、両親の友人夫妻がワンサカくるのが普通のようです。後の食事会でも、20人くらいのテーブル5つのうち新郎新婦+友人のテーブルは1つだけで、残りは親戚と両親の友達でした

Friday 11 May 2007

seminar, seminar, seminar...

そもそもの研究室の規模が大きいのに加え、近隣のInstitute of Cognitive Neuroscience, Gatsby Computational Unit, Institute of Neurlogy etc...と交流が深いためにやたらとセミナーや講演が多く、選んで出ないと時間が足りません。が、今日は朝から晩までセミナーだらけでした。

SPM short course: 木~土の3日間、SPMの理論から使い方に亘ってのレクチャー。主にヨーロッパ各国から50名ほどの学生が来ていたようです。初日は基礎的な前処理や線形モデルの解説だったんだけど、英語の勉強にもなるし、これまでのやり方に勘違いなんぞがあったら怖いので聞きに行って来ました。とりあえずほぼ理解できたし、間違いもなかったようで一安心。2日目はアドバンスドなお話。いや~ MEGのデータがあんなに簡単に扱えるとは… 解析が大変そうと思って及び腰だったんだけど、あれならやってみたいかも。けども、何より誰が何の専門家なのかが分かったのが一番の収穫かも。隣の席の子がDCMのプロだということが確認できたしー

Talk by John Mazziotta: ICBMで扱っている脳画像データのお話だったのですが、話がうまくて面白かった。スライドもほぼ文字がなく、動画や写真を多用してて研究者じゃなくても面白いと思うんちゃうかなぁ。8,000人分の脳画像データを管理しているそうだけど、年齢ごとに平均を取って動画にしたデータはすごかった。大人になるまでに脳がどんどん大きくなるんだけど、体積はある程度で一定になる。それとは逆に、脳細胞がある灰白質の厚さはどんどん減っていって… 特に側頭葉は厚さ1cm程度まで落ちてました。アルツハイマー患者さんの脳が縮退していく様子もインパクトあったなぁ。

Talk by Rainer Geobel: Brain VoyagerのCEO。勿論データは全てBrain Voyagerで解析。SMP courseと同じ日だったのは奇遇でせうか。コースの受講生も聞きに来てたみたいだけど…
こちらは主に、脳画像のリアルタイム解析を使った研究のお話。fMRIに入って脳画像を撮りつつ、1秒以内の遅延で解析結果が得られてしまいます。脳活動(念力?)で文章を書くBrain writingも面白いけど、何と言ってもBrain pong。2人同時にfMRIに入って、コンピュータディスプレイ上でエアホッケーを対戦するというもの。もちろん、マレットはジョイスティックなんぞで動かせる訳でなく、脳活動の増減で動かします。数時間の練習でできるようになるらしいけど、どんな感覚なんやろ~?? やってる被験者さん達もかなりエキサイトするらしく、fMRIから出てきたら「次は絶対に勝ってやる!」とか言い合ってるらしいです(笑)

そんなこんなであっという間に夜ですが、最後のセミナーで隣の席だった人のTシャツが裏表逆でした。誰も指摘しなかったんだろうか…

Tuesday 8 May 2007

mesada and the dead sea











4日目はガイドツアーを予約して、死海とメサダ要塞観光へ。Tel AvivからJerusalemを経由して延々と砂漠の中を走ります。途中で観光用ラクダにも乗ったりしながら。完全に子供用アトラクションで10mほどを往復するだけなんだけど、乗れ乗れと煽られたもんで… 
この砂漠は世界で一番海抜の低い乾燥地で、1時間ほど走ると巨大な塩水湖、死海が見えてきます。まずは死海の海岸を南に走ってメサダ要塞へ。メサダ要塞は高さ470mの山に紀元前37年から31年にヘロデ大王によって建造された砦の遺跡だそうです。まぁよくもこんなところに…。当時はsnake road?とかいう小道を1時間掛けて登らなかったようですが(今でもこの道を歩ける)、数年前にゴンドラが出来たとかで約3分で頂上まで行けます。便利だと思う反面、折角だったら同じ道で登ってみたいとも思ったり。
一通り観光してから本日のメインイベント死海へ。すごく日差しが強いんだけど、海抜が-400mと低いせいで激しい日焼けにならないそうな。実際日焼け止めなしでもサンバーンにはなりませんでした。塩分含有量が33~35%と高く生物が住めないので死海。お肌に良いってことで喜び勇んで泳ぎに行ったんだけど、水はオイルのようなヌルっとした感触で傷にめちゃ沁みる。男性は髭剃り後が真っ赤になっとりました。目に入ったりしたら涙ボロボロ、けど手では拭えず、海岸に戻りたくても浮力で立ち上がれずという…まさに死海でした。プカプカ浮くのは楽しかったけど。ミネラル温浴を楽しんでから、海底にある泥を全身に塗りたくって泥パック。死海の泥を体に塗って、塩で出来た岩に座って対岸のヨルダンを眺める… 不思議な体験してきましたよ。

Saturday 5 May 2007

jerusalem


3日目は、新郎新婦のガイドでエルサレムへ。英語ではジェルサレムなので、最初聞いたときは分かりませんでした。特に地名は日本の英語表記と実際の発音が全く違うことが多く、???になります。

午前中にホテルまで迎えに来てもらって、Tel Avivから約1時間。小高い丘が連なる内陸地に塀で囲まれたOld cityが見えてきます。こんな小さな土地に、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教の聖地が固まってるなんてねぇ… 塀の中にはまずデデーンとモスクがありまして、その横の市街地(?)はイスラム教、ユダヤ、キリスト教、アルメニア人の4つのquaetersにきっちり区切られてます。ほんとに隣接してるし私には違いが分からないほど雰囲気も似てるのに、仲が悪いなんて不思議な感じでした。

最後の写真、左の方に見えるのは道路ではなくパレスチナとの分離壁です。イスラエルの主張は安全のためということですが…