Tuesday 16 October 2007

Retreat@Switzerland

先週はラボの慰安旅行?でスイスのWarthという所に行っておりました。
チューリッヒから車で1時間程度ののどかな田舎町にポツンとある施設を貸し切っての3日間。
昔ながらの農家の建物をそのまま使っていながらも、敷地内には会議場、宿泊施設、レストラン&バー、修道院、コンサートホール等々が点在しており快適。
教授陣も「10年以上やってきた内でBestなRetreatだ!」って断言してたし、さすがRayご推薦なだけはありました。
http://www.kartause.ch/

ラボのメンバーほぼ全員が参加していたので、7~80人は居たんとちゃうかな?

Rayが最初のトークのスピーカーとして指名してくれたお陰でほぼ全員と話せたし、名前と顔も覚えてもらえたようで良かった。何か、やっとラボに落ち着いた感があります。

コンサートも飲み会も楽しかったけど、一番盛り上がったのは、footballだったり。みんな本気やし。
女性の参加者はたった3名だったんだけど、小学生の時にサッカー習ってたのがこんな所で役に立ちました。何が幸いするか分かりませんなー。


本当に綺麗な所だったのに、まともな写真がないのが心残り。

Saturday 6 October 2007

shopping week

今週後半は買い物三昧でした。

事の発端は木曜の朝、10時半頃に家を出ると隣のビルのイベントホールに何やら垂れ幕が。

"TED BAKER SAMPLE SALE"

な、なんと! 行ってみたいと思っていたサンプルセール。しかもTED BAKER。中に入ってみると、味気ないレールがずらりと並び、コートからスーツからドレスからTシャツからベルトまで様々な衣料品がずらり。小さめの体育館のようなホールの端から端まで、クラッとする程大量のお洋服がギッシリ。
お値段はと言うと、トップスは£10、ジャケットは£40、と言うような一律価格。カジュアルなTシャツも、シルクにスパンがついたトップスも一律£10。勿論元値はついていないので、10数名のお客さんは皆さんじっくりと品定め中。

「これはまともに見てたら時間が掛かり過ぎるから再参戦やな~」と思い、端から一通り見て第一印象で気に入った物だけをピックアップし、セーター2点と内側のボアが取り外せるジャンパー(すでに超お気に入り。ロンドン寒いんで…)の3点をお買い上げ。これで£90。安い!

ホクホクでラボに行き、ミーティングをすっぽかし(←これは担当者の連絡ミスで他にも知らずにサボった人多数。と言い訳)、夕方は電池交換に出した時計を取りにセルフリッジへ。セルフリッジには時計修理店が2箇所あるらしいんだけど、宝石売り場のジローラモ風の店員さんに「電池交換したいんですけど?」と聞いたら「どこの時計ですか?」と聞かれて紹介されたのはDavid Morris… お値段も聞けずにお預けしてきたのが先週。半ばドキドキしながら受け取りに行った訳ですが、とっても紳士な店員さん曰く、

「電池交換をしたけど動かないから機械が壊れてるみたいで、こちらでは直せないのでメーカーに出す必要があります。こちらから送ることも出来るけど、時間が掛かるのでBond streetのHermesに直接持って行くことをお勧めします。」

ガーーーーーン。保証期間切れてそうやし出費やな~(涙) とは言っても買うよりは安いから修理せざるを得ないけど… やれやれ。凹みつつもTOP SHOPでお買い物して帰宅。セールに行った後に正規の商品を見るとどうも何もかも高く見えて食指が動かないねー。

さて次の日。

SAMPLE SALEは2日間だったので金曜が早速最終日。
木曜は無防備で行ったために、試着が面倒なパンツ+ブーツだったりダウンコートが邪魔になったりでイマイチ集中(?)できなかったので、この日は黒のレギンスにスカート+黒のタイトなトップスを着て、コートもバッグも無し、ポケットにDebid cardだけを入れて勤務後の夕方にいざ出陣。

中に入って唖然。

人人人人… 大量に服を詰め込んだビニールのごみ袋を持った人だらけ。そしてレールは空っぽ。200着は余裕であったはずのコートなんて一着も残ってないし。床にはハンガーから落ちた洋服が散らばり、その上を闊歩する人人人… 日本のバーゲンなんて非じゃない荒れ模様。閉店まで後30分ということで、さらに異様な殺気。
勿論「いいな♪」と思っていた服なんぞ残っておらず、一通り見たけどどれもこれもパッとしない。と言うか、この状態で残っているという時点でどうも買う気が失せる…

「これは退散かな~」と思いつつもスカートを一応試着してみようと試着室へ。試着室と言っても個室がある訳も無く、ホールの片隅に内科検診をやる時みたいな衝立が立てられ、中に姿見が1つ(もっと置けば良いのに…)置いてあるだけ。その中に8人くらいが両手に抱え切れない程の服を持って入り、着替えまくりーの鏡の前に割って入りーのの戦乱状態。順番なぞというものは存在せず、「この人の後に…」なんて考えていてはいつまで経っても鏡を見れることはありまへん。しゃーないから割って入ったら舌打ちされるし… 思わず 'sorry...' と言ってしまった弱気なワタクシ。だってほんま怖いねんもーん!

スカートはまぁ上々だったので「これは買うかな」と思って周りを見渡すと、皆さん試着はするものの気に入らなかった物はその場に放置して立ち去るので、衝立の上も床も溜まりに溜まった服が山盛り。しかも一度は誰かに気に入られた物だけあって、レールに掛かっている服よりずっと良い♪ そこらへんを穿り返してトップスをゲット。ここでカウントダウン(まじで「後10秒!」という掛け声が掛かり、衝立が強制的に片付けられてそれ以降は服に触ったら怒られるという…)があり、レジに行こうとするとこれまたすごい行列。うんざりしながらも暫く並んでいる内に、横にあるレールの上には行列中の最終選別によって捨てられた服が放置されていることに気付く。ストラップドレスがあったので手に取ると、サイズはぴったりでしかもシルク100%。TED BAKERのシルクは素材感がタップリしてて可愛いな~と思っていたので試着もせずに即ゲット。胸の下から全部プリーツというデザインも可愛い! 実際今回一番の収穫でした♪

「現金で支払う人はこちらの専用レジへ!」と叫びながら歩く店員さんがいるものの、何でもかんでもカードで支払うのが普通のこの国でセールとは言え全額支払えるほどの現金を持ち合わせている人は稀らしく、現金用レジはガラガラ。カード用は100人以上並んでるのに… これを待つのはアホらしいな、と思ったのでその店員さんを呼びとめ、「今から家に帰って現金取って来ても良い?」「えーもう時間ないよ」「隣に住んでるから1分で戻って来るし」「OK!商品は預かっとくから」。ドアマンに再入場できるようにお願いして貰い、財布を持って戻ってき、ニコニコ現金払いお釣り無しでお会計はすぐに終了。レジのおじさんに'Good girl! You can come back again! Ha ha!'と笑われました。

SAMPLE SALEってば素晴らしい♪ あちこちで頻繁にやっているようなので、要checkですな。

そいでもって土曜日は昼からポートベローのアンティークマーケットに。
アンティークは好きだけど目利きができないので良く分からん+出陣が遅過ぎたので良い物は売れ残っていない(らしい)ので、何も買わずに終了。北の端のフードマーケットでコリアンダーとマッシュルームだけ購入して帰ってきました。

まぁブラブラ歩くのは楽しいけど、アンティークを買うならオークションの方がお勧めですな。

 

Thursday 4 October 2007

bayes's tomb

来週のRetreat@SwitzerlandでのトークのためにBayesのことを調べていたら、お墓がロンドンにあることが発覚。しかも、ラボから徒歩25分程度の墓地に… てか前住んでた家から500mしか離れてないし。

今度散歩がてらに行ってみようと思います。

どうやら墓石は今年、BEST foundationとかいう団体によってお掃除されてピカピカになっている模様。
元の方が味があっていいのにな~と思うのは私だけでしょーか。どうせなら苔生す墓石を見たかったな。

Monday 1 October 2007

depression...

先週末は落ち込んでドンヨリしておりました。
こちらに来てから、7ヶ月。遂に来たか、という感じ。

去年ラボ訪問で2週間滞在した時には10日目に英語を聞くのも喋るのも嫌になり、どうにか慰めようとする友人2人に「日本語を喋ってよ!」と強要し、彼らが戸惑いながらも妙に高い声で「アリガトウゴザマシター」「イラッシャイマセー」と連呼するのを見て涙目のまま思わず大笑いしてしまったよな。
初めてのラボ訪問、他のラボも含めた80名近くの前での1時間のトーク、日本語ゼロ、教授陣との1時間面談×8名で相当疲れてたんよなー。他にも色々とプレッシャーの掛かるイベントがあったし。。。

今回は覚悟が決まっていたからか英語に対する拒絶反応は強烈ではなかったけど、何だかなーんもする気が起きず、12時間寝てもまだ眠い日々が続き、週末に倦怠感がピークを迎えておりました。仕事も遊びも順調な週だったんだけど、それに関わらず溜まりに溜まったものが出たんでしょう。いや〜 良く寝た。

日曜に公園を散歩して、買い物行って、夜に赤ワイン飲みながらフォアグラ食べたら随分回復したけど。

けどやっぱり今日もローテンションなのか、ミーティングの後でKarlに呼ばれ 'are you comfortable?' と聞かれてしまった。もちろん仕事に関してなんだけど、口に出して何も言ってないのにこうやって気付いてもらえるってのが嬉しいよな〜 
前回のミーティングの際、私の番になった時に徐に眼鏡を掛けるから、冗談交りに「どうして眼鏡を掛けたんですか?」と聞いたら「君の表情をしっかり見るためだよ」と笑顔で答えたKarl。さすがです。

Thursday 27 September 2007

sake tasting!


今週は二日酔いで始まりました。

月曜は同僚の最終勤務日だったので、4カ国ビール(日本、中国、ベルギー、イギリス)+赤ワイン+ポルト酒を3人で飲みまくり。量は大して飲んでないけど、チャンポンだったので二日酔い。

にも関わらず、火曜はすでにチケットを購入していたので日本酒のテイスティングイベントへ。

今年で2年目のイベントらしいんだけど、こーれが良かった。

日本から60以上の酒造メーカーが参加し、100種類以上の日本酒が試飲できるということだったんだけど、実際は200種類近くあったんちゃうかな? 入り口でMy升を貰って、リストを見ながらお目当てのお酒を注いでもらいにテーブルを周るというのも何だか文化祭みたいで楽しい。
そもそもはイギリスの輸入会社との取引きするためのプロモーションとして来英しており一般客への試飲はおまけのイベントらしいんだけど、そのお陰でまだ余り知られていないような珍しいお酒が沢山。
もちろんお酒も美味しかったし、立食形式の和食も美味。

20種類ほど飲んだけど、私の一番のお気に入りは「一夜雫」という北海道高砂酒造のお酒。
氷室の中で、絞らず、布袋から滴り落ちるお酒の雫を瓶詰めしたという贅沢さ。辛口でスッキリ。
販売は一切なかったので入手できなかったのが心残り…

「あー 美味しい! これが一番好きかも知れません」と言ったのを覚えてくれていたようで、帰り際に高砂酒造の方がテーブル下からコソッとお酒の小瓶を出して、無言で渡してくれました♪ ますますファンだわ。

Monday 24 September 2007

meeting

今日も今日とてKarl groupのミーティングでした。

特に報告することもないので、'i'm happy :)'でスルーしようと思ったのが甘かった。
「あの論文読んだ?」「Peterと話したんでしょ? なんて言ってた?」「それ、前に出て説明できる?」と質問攻めの挙句、「じゃあ来週簡単に発表してくれる?」と相成りました。

えーと。
今週はRay groupで先週の続きの発表、その後Peterとディスカッション、来週もRay groupで10月にやる別のトークの練習があるんだよなぁ… また忙しくなりそうです。嬉しい悲鳴なんだけど。

ミーティングの後、Karlの提案について良く分からないことがあったのでJeanとしばし議論するもまだモヤモヤ。部屋に戻る途中に珈琲を淹れに来たKarlとバッタリ会ったので、'やっぱ疑問があるときは本人に直接聞かねば'と思い「簡単な質問があるんですけど…」と伺うと、ニッコリ笑顔でオフィスへGo。図や式を書きながらたっぷり時間を掛けて説明してもらいました。

「あの課題でいいのか不安なんです」と言うと、'your task is perfect!'だとさ。
適当なことを言いそうになKarlなので、素直に嬉しかった~ 

iceland trip


もう3週間も前の話ですが、お誕生日にサプライズプレゼントでicelandに行って来ました。

「金・月は予定をいれないでね」と事前に言われていたとは言え、前日まで4日間の旅に連れて行かれるとは思ってもおらず… 

「3泊4日の旅に出るから明日の朝までに荷造りしといてね」
「えっ! どこに行くん?」
「それは秘密」
「寒い? 暑い?」
「ロンドンより寒いので厚手のジャンパーが1枚はいるかな」
「水着も持って行ってね。あ、あと顔写真入りのIDがいるから」
「免許もないし、パスポートでいいかな」

かなりゴネたけど、それ以上の手掛かりは与えられず。

当日は国鉄の駅で待ち合わせだったので、電車でロンドン北部まで行くのかしらんと思っていたら地下鉄に乗せられてヒースロー空港へ… そこでやっと行き先を教えてもらい、飛行機の中で読むようにとガイドブックを渡される。

素敵!と思われるかも知れないが、普段は全部自分で段取りをして用意周到な状態で旅に出るタイプなので、何も知らされずに連れて行かれるってのには正直かなりストレス感じたわーーー。予定がないと知ってて予定なくダラダラ過ごす旅は好きなんだけど。

ともあれ途中からは「もうお任せ」状態になり、ヨーロッパ最大の滝(手摺り等なしの野放し状態)、山より高くそびえる氷河、地球の割れ目(ヨーロッパ大陸とアメリカ大陸の間)でのシュノーケリング、いつまで見てても飽きない間欠泉等々、大自然を満喫して参りました。
もちろんブルーラグーンにも行って、また天然泥パック。パラオで白、死海で黒、アイスランドで青と3色の天然泥パックを体験した訳ですが、パラオが一番良かったかな。

ホテルも町も綺麗でお洒落だし、走ってる車はピカピカの新車ばっかだし、ご飯は美味しいし、これでロンドンより物価が高いという難点さえ無ければ…という良い国でした。今度は冬に行ってオーロラが見たいな~♪


写真はコチラ↓
http://picasaweb.google.co.uk/wakoyoshida/Iceland

Thursday 20 September 2007

oh my....


今日はRayのグループミーティングで発表。

月曜にKarlのとこでやったばっかだし、ちょこっと編集して発表しようと割と気楽に構えてboard roomに行ったら、何やら見覚えのあるイガグリ頭…

Peterおるし!!!!!!!


きっと昨日まで国際会議@イタリアで一緒だったRayが言ったに違いない。
一気に大緊張モード。

見事に魂を抜かれ、前の人の発表は耳から耳へと抜けていくだけ…
喋りだすと落ち着くタイプなので案外うまく話せたし笑いも取れた(重要)けれど、質問続出で結局時間内に終わらず来週に後半戦だそーな。

終わった後はPeterとそのお弟子さんとで議論。
いずれにせよ近いうちに議論する予定だったけど、予期せぬ来訪はほんま緊張するわ。

来週のためにさらに底上げをせねばなぁ…

Tuesday 18 September 2007

my supervisors

こちらのラボでは、ラッキーなことに3人のprofessorに面倒見てもらっております。

私を雇ってくれているのは、陽気で多趣味なRay。

超多忙で不在が多いせいもあり基本放任主義だけど、スタッフ+学生が日常生活を楽しんでいるかどうかには常に気を配ってくれる。「人生を楽しんでないと良い研究なんてできないよ」というのがモットーで、私がここに来てから数ヶ月は毎日私の座席まで来て'happy?'と気遣ってくれた。
ホームパーティーや食事会も頻繁に開催し、スタッフ間の交流を図ってくれたり。これまで半年間だけで何度食事に連れて行ってもらったことか… お陰で自分では一生行けないような所にも行けたりなんかして、本当に有り難い。
芸術好きでもあって、ラボ内に絵画が沢山飾られているのは彼の提案に違いない。来月のRetreat@Zurich(これもRayの企画)では弦楽四重楽団を招いてコンサートをやるのだとか。

外から見ると"怖い"人らしく「プレッシャーがすごいでしょ?」と聞かれることもあるけど、そうでもない。私が鈍感なだけ? 
無意味にプレッシャーを与えてきたりはしないし、基本的には「最近どう?」「ちゃんとやってま~す」「good!」で終了。


Rayの隣の部屋に住むKarlには、Rayに連れられて行った超poshな食事会で隣の席になり「是非うちのグループミーティングにも参加して」と誘われて以来、お世話になっている。

Karlのグループミーティングはすごい。
週2回、きっちり2時間ずつグループ内の誰かが研究発表をするんだけど、毎回ミーティングの前に行われるQ&Aタイムが素晴らしい。Karlが15-20人程度の参加者1人1人順番に'are you happy?'と聞き、特に問題がなければ'very happy''i'm okay'等々と答えて終わり、質問があればKarlがその場で答えてくれるというシステム。
勿論研究活動に関する質問だけど、その内容は解析のテクニック、論文の書き方、関連論文の紹介、査読中の論文についての見解等々、バラエティに富んでいる。その1つ1つに、その場で質問者が納得するまでじっくり(1つの質問に数十分掛かることも)回答してくれるという何とも贅沢な時間。
Karl自身が今やっていることをトークしてくれることもあるし、多人数のグループなのに指導体制が決め細やかなのには本当に感心する。

そんなミーティングで、昨日トークして参りました。現在進行形の話をするのは初だったので大変緊張しましたが、2時間強があっという間でした。スライド15枚程度だったんだけどな… ともあれ有用なコメント・アドバイスを多数頂き、また前に進めそうで嬉しい限り。
どっと疲れて昨日は12時間睡眠~。まぁ普段も9時間とか寝てますが。はは。


隣の隣のビルに住むPeterは仕事が*超*早い人。
こちらに来た最初の週に「落ち着いたら挨拶に行かないとな~」と思いつつ座席で事務処理なんぞしていたら、いきなり「やぁ! 久しぶり。良い席だね!」と後ろから声を掛けられたので振り向くとPeterだったという…
そりゃ~もうパニックでシドロモドロ。
「で、いつミーティングする? 来週の水曜でいい?」という調子でその場で予定を決められた。

ミーティングは1対1でじっくり形式。英語も速いし内容も難しいし一番緊張する場面。
ミーティングの前にミルクティーを淹れてくれるし、どんな稚拙な質問にも丁寧に回答してくれるし、常にfriendlyに接してくれる。だけど、どーーしても緊張する。
とは言っても今のところ一緒に仕事はしてないので、ミーティングをしたのは数回で後はメールのやり取り。
しかしこれがまたキツイ。
近い将来一緒にやりたいけどまだ煮詰まっていないネタがあり、メールの内容は主に関連研究についての議論なのだが、正直言って所見で内容が理解できたことがない… 
まず長文であり、文章が難解で(スペルミスかと思ったらフランス語の単語だったりする)、内容も深く(文章が読めても意味が読み取れない)、知識の範囲が半端じゃない。
Peterからのメールは、一度ディスプレイ上で目を通して文章を理解し、プリントアウトして内容を汲み取るために読み返し、文中に出てくる彼の常識である研究に関する論文を読み、自分なりの意見をまとめ、再びメールを読んでPeterの意図を考え、やっと返事を書くという有り様。
まぁここまで時間が掛かるのも私の英語力&理解力不足ゆえなんだろうが…

先週こうしてやっとの思いで書いたA4 2ページ分のメール。きっちり3時間後にA4 3ページになって返信されて参りました。


そんなこんなで、3人のsupervisorにお世話して頂いている今日この頃。
我ながら、非常に恵まれた環境であるのだなーと常々実感。

明後日はRayのグループミーティングでトーク、来週は記念すべき初のスキャン実験が待っている。

未だにどのミーティングでもかなり緊張するけれど、失敗を恐れずにマイペースで前に進めたらな~と思っている次第です。

Thursday 6 September 2007

Mafia: village tour











午後からの時間を利用して、隣村を抜けて潮が引いた海を歩いて渡って離島にある遺跡を見学する、というツアーにも連れて行ってもらいました。正直あまり期待していなかったんだけど、これがなかなか良かった。今回の旅で感じたのは、アフリカの特に田舎の方の人々はめちゃフレンドリーで明るいということ。村をフラフラ歩いていると、大抵の子供はJambo!と叫びながら寄って来てニコニコしながら付いて来る。中高生くらいの子も、少し恥かしそうだけれどJamboと挨拶してくれる。
今回のツアーでも、連れて行ってくれたスタッフの男の子が村の出身者だったということもあり、村を抜ける頃には子供を5,6人連れたグループになっとりました。

マングローブが生い茂る海をジャブジャブ渡り、約1,000年前にアラブから移住してきた民族が作ったという村の遺跡を見物。何故か一番しっかり残っているのは刑務所でした。やっぱり建物が堅牢だったんだろうか? 女性用の刑務所の部屋の方が男性用より断然広かった。子供や妊婦も入るからだと説明されたけど…

帰りは出迎えたボートで宿まで戻ります。夕日が浮かぶ海をゆっくり進む木製のボートは、それはそれは綺麗でした。もちろんビールも持って来てくれてたしね~ good job!


Wednesday 5 September 2007

Mafia: sandbank










潮が引いた数時間だけ、海の真ん中に現れるsandbank。だーれもいないsandbankに陽気なスタッフがタープを張ってくれ、そこで飲むビールの美味しいことったら。

Mafia: sailing & snorkeling



Chole Mjiniでも、その日の予定は天気と潮の流れと気分を見てスタッフと相談して決めます。周りを珊瑚礁に囲まれた国立海洋公園の中にあるので、午前中に数時間シュノーケルし、お昼を食べに戻ってきて、昼からはサンドバンク・地元の村・遺跡等々に連れてって貰うという日々。ツアーには木製の帆船で行くんだけど、これがまた気持ち良い♪ ガソリン臭さがないのがいいわ~

シュノーケルでは大物には出会えなかったけど、ニモの家族がいてめちゃ可愛かった。クラウンフィッシュは同じイソギンチャクに住一番大きい個体がメス、2番目に大きい個体がオスで、メスが死ぬと24時間以内にオスがメスへ性転換を起こすそーです。だから、finding nemoのお父さんは話の最後にはお母さんになってるはずだ、と言ってました。

海は大好きなんだけど、寒がりなので船にあがると完全防備。

Mafia: Chole Mjini













Mafiaで宿泊したtree house。離島の村に隣接して、7棟の宿泊棟とメインの建物が点在しております。電気も水道も通っていなんだけど、至って快適でした。夕方以降は小道にランプが灯されるし、各棟に清潔なシャワーとトイレが設置され、シャワーは水のタンクから延びる水道管をアルコールランプで直接熱して浴びるタイプなのでしっかりお湯が使えます。

うちの棟は一番新しくて広かったらしく、1階はダブルベッドに洗面所(と言っても水のタンクと洗面器…)とデイベッドが置かれたリビング、2階はツインベッドの部屋になっておりました。
壁も屋根も全部バナナの葉かココナッツ製のロープでできていて、めちゃナチュラル♪


Thursday 30 August 2007

Zanzibar -> Mafia











さてさて、やっと今回の旅の目的であるツリーハウスに泊まるべくMafia島へ移動…

Dar es Salaamを経由しての約1時間の飛行は、予想通り人生最小の飛行機でした。しっかし、飛行機の操縦って離着陸時以外はええ加減というか機械任せなんやねぇ。パイロットの斜め後ろに座って見てたんだけど、手元の書類だか何だかを見たままで(熱心に書き物をしていた)前方にはほとんど目配せせずでした。

Mafiaの空港は、これまた史上最小。クラクションを盛大に鳴らしながら着陸すると、滑走路の周りでお昼寝中のワンコ達が、眠たそうに首をもたげるのどかっぷり。滑走路横の芝生は格好のお昼寝場+サッカー練習場のようでした。



勿論セキュリティなんぞなく、空港の建物の横に建てられた壁なしの小屋に何だか文字が書いてある。「'waiting place'かな?」と思いつつ近付くと、'waving place'でした。しかも満員。のどか~

お迎えのレンジローバーに乗って(とんでもない悪路…)小一時間で港に着き、それからボートで10分。いよいよツリーハウスに到着~

Dar es Salaamの空港で知り合ったドイツ人のStefan、話してみると同じ宿で、彼はアメリカ在住のお医者さんでタンザニアに8ヶ月前に設立されたマラリア研究所に出向で来ているのだとか。プロ中のプロが身近にいるなんて頼もしい… まぁお世話にならないに越したことはないので、タブレットはきちんと飲み続けましたが。

Saturday 25 August 2007

Zanzibar: stone town


ザンジバル最大の街、stone townにも行って来ました。

「どこに行きたい?」
「市場市場!!」
「市場は二つあるよ。魚市場と奴隷市場とどっち?」
「…。魚市場…」

確かにstone townには奴隷市場の跡もあって観光名所になっているらしいし、ドライバーさんもすごくフレンドリーでいい人だったので単に確認のために聞いただけだと思うけど、英国人の同行者は居心地悪そうでした。

後で、「奴隷売買、特に南米で英国がやったことは歴史上で最も恥ずかしいことだ。今でもロンドン郊外に豪華なお屋敷(manor house)が残っていて本当に綺麗なんだけど、南米でのsugar plantationで儲けた人の家が多いんだ」と言っておりました。

今でもそういう人が、LordだったりSirだったりするのかなぁ?

stone townのマーケットは、エルサレムのアラブ市場に似た雰囲気でした。時間が遅かったからあんまり活気なかったけど。

左から、八百屋さん、魚のせり、鶏屋さん(隣で捌いてくれる…)です。



Wednesday 8 August 2007

Zanzibar: spice tour











zanzibarはスパイス、特にクローブの栽培で有名な地らしく、スパイス農場が沢山あるそうで。
スパイス好きとしては仕入れねばならん、ということでspice tourにも行って来ました。
tourと言っても、バンを1日チャーターして政府運営の農場を見学しに行くprivate tourだったので楽チン♪

超陽気なドライバーに連れられて、農場まで小一時間。zanzibarは英国領だったこともあり、「Queenを見たことある?」と聞かれたり。無いと答えたら、「president of zanzibarは毎日その辺で会えるし握手できるぞ!」と自慢気。president of zanzibarについては何人かに話を聞いたけど、全員が「彼は支持されてるの?」「勿論!みんな大好きだよ」と満面の笑みで答えてくれました。素晴らしいこってす。

スパイス農場ではガイド2人がついて、スパイスの木や栽培方法の説明をしてくれます。スパイスと言えば小さなケースに入れられた黒褐色の物体が商品棚に陳列されているという印象ばかりで、どうやって育つかなんて想像したことなかっただけに、勉強になったし楽しかった。植物だから当たり前っちゃ当たり前だけど、みんな元は緑色なのね~ 収穫し立て(と言うか、木からもぎ取った)の胡椒は何ともフレッシュで美味しかった~

一通り見学が終わったら、農場で栽培されているフルーツの試食。オレンジ、バナナ、マンゴー、パパイヤ、スターフルーツ、グレープフルーツ、アップルカスタード等々… ドリアンは木はあったけど試食できず。ドリアンの木は数十mに達する巨大な木で、実が熟すると勝手に落ちて来るそうな。あの棘は完全に凶器やし。「木の下を歩く時は気をつけて!」と言われました。毎年ココナッツの落下による死亡者も結構いるそうです。

写真上:バナナの葉で何でも作ってしまいます。フルーツを撮ろうとしたら、何故かポーズされたので撮影。
写真下:何のスパイスか分かるでしょーか? 左から初級・中級。上級編。


Friday 3 August 2007

Zanzibar: beach and pool










周りに何もないので、食事もアクティビティも全てリゾート内で。何もしないリゾート…みたいなのには興味なかっんだけど、これはこれでとても楽でした。

朝食時にオーナー夫妻と話して何がしたいかリクエストし、「じゃあ、ガイドのアレンジしておくから1時間後くらいにレセプションに来てね~」という感じでその日の予定が決まります。ボートは貸切りでガイドしてくれるのもスタッフなので、時間も適当でお気楽。「前日までに予約で朝8時に集合厳守!」とか言われるとグッタリするけど、基本的には干渉せず希望があれば臨機応変に対応、というゆるりとしたスタイルは怠惰な私にはピッタリ(笑)。

リゾートが位置するKizimkaziは野生のイルカと泳げるということで有名らしく、Dolphin tourも行ってきましたよ。生簀の中でならパラオで一緒に泳いだけど、野性は初めて。と言ってもヴィラの目の前のビーチからボートに乗り込んで約20分のお手軽さ。残念ながら風が強くて長くは泳げなかったけど、ガイドも「今日は多いね」と言う10〜20頭の群れ3グループと遭遇できて大満足。イルカは好奇心が強いので、潜ってると顔を覗きに近寄って来たりしてかなり可愛い。おニューのフィンが少し大きかったから心配してたんだけど、案の定泳いでるうちに脱げて無くしてしまう(涙)というハプニングはありましたが、楽しかった♪

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写真だとグレーのスウェットばっかり履いてるみたいにみえるけど、、、実際こればっかでした(笑)。可愛い服も新調して持って行ったんだけど、TOPSHOPで買ったパジャマ+蚊避け用のこのパンツがまた柔らかくて着心地良くて…