Thursday 27 September 2007

sake tasting!


今週は二日酔いで始まりました。

月曜は同僚の最終勤務日だったので、4カ国ビール(日本、中国、ベルギー、イギリス)+赤ワイン+ポルト酒を3人で飲みまくり。量は大して飲んでないけど、チャンポンだったので二日酔い。

にも関わらず、火曜はすでにチケットを購入していたので日本酒のテイスティングイベントへ。

今年で2年目のイベントらしいんだけど、こーれが良かった。

日本から60以上の酒造メーカーが参加し、100種類以上の日本酒が試飲できるということだったんだけど、実際は200種類近くあったんちゃうかな? 入り口でMy升を貰って、リストを見ながらお目当てのお酒を注いでもらいにテーブルを周るというのも何だか文化祭みたいで楽しい。
そもそもはイギリスの輸入会社との取引きするためのプロモーションとして来英しており一般客への試飲はおまけのイベントらしいんだけど、そのお陰でまだ余り知られていないような珍しいお酒が沢山。
もちろんお酒も美味しかったし、立食形式の和食も美味。

20種類ほど飲んだけど、私の一番のお気に入りは「一夜雫」という北海道高砂酒造のお酒。
氷室の中で、絞らず、布袋から滴り落ちるお酒の雫を瓶詰めしたという贅沢さ。辛口でスッキリ。
販売は一切なかったので入手できなかったのが心残り…

「あー 美味しい! これが一番好きかも知れません」と言ったのを覚えてくれていたようで、帰り際に高砂酒造の方がテーブル下からコソッとお酒の小瓶を出して、無言で渡してくれました♪ ますますファンだわ。

Monday 24 September 2007

meeting

今日も今日とてKarl groupのミーティングでした。

特に報告することもないので、'i'm happy :)'でスルーしようと思ったのが甘かった。
「あの論文読んだ?」「Peterと話したんでしょ? なんて言ってた?」「それ、前に出て説明できる?」と質問攻めの挙句、「じゃあ来週簡単に発表してくれる?」と相成りました。

えーと。
今週はRay groupで先週の続きの発表、その後Peterとディスカッション、来週もRay groupで10月にやる別のトークの練習があるんだよなぁ… また忙しくなりそうです。嬉しい悲鳴なんだけど。

ミーティングの後、Karlの提案について良く分からないことがあったのでJeanとしばし議論するもまだモヤモヤ。部屋に戻る途中に珈琲を淹れに来たKarlとバッタリ会ったので、'やっぱ疑問があるときは本人に直接聞かねば'と思い「簡単な質問があるんですけど…」と伺うと、ニッコリ笑顔でオフィスへGo。図や式を書きながらたっぷり時間を掛けて説明してもらいました。

「あの課題でいいのか不安なんです」と言うと、'your task is perfect!'だとさ。
適当なことを言いそうになKarlなので、素直に嬉しかった~ 

iceland trip


もう3週間も前の話ですが、お誕生日にサプライズプレゼントでicelandに行って来ました。

「金・月は予定をいれないでね」と事前に言われていたとは言え、前日まで4日間の旅に連れて行かれるとは思ってもおらず… 

「3泊4日の旅に出るから明日の朝までに荷造りしといてね」
「えっ! どこに行くん?」
「それは秘密」
「寒い? 暑い?」
「ロンドンより寒いので厚手のジャンパーが1枚はいるかな」
「水着も持って行ってね。あ、あと顔写真入りのIDがいるから」
「免許もないし、パスポートでいいかな」

かなりゴネたけど、それ以上の手掛かりは与えられず。

当日は国鉄の駅で待ち合わせだったので、電車でロンドン北部まで行くのかしらんと思っていたら地下鉄に乗せられてヒースロー空港へ… そこでやっと行き先を教えてもらい、飛行機の中で読むようにとガイドブックを渡される。

素敵!と思われるかも知れないが、普段は全部自分で段取りをして用意周到な状態で旅に出るタイプなので、何も知らされずに連れて行かれるってのには正直かなりストレス感じたわーーー。予定がないと知ってて予定なくダラダラ過ごす旅は好きなんだけど。

ともあれ途中からは「もうお任せ」状態になり、ヨーロッパ最大の滝(手摺り等なしの野放し状態)、山より高くそびえる氷河、地球の割れ目(ヨーロッパ大陸とアメリカ大陸の間)でのシュノーケリング、いつまで見てても飽きない間欠泉等々、大自然を満喫して参りました。
もちろんブルーラグーンにも行って、また天然泥パック。パラオで白、死海で黒、アイスランドで青と3色の天然泥パックを体験した訳ですが、パラオが一番良かったかな。

ホテルも町も綺麗でお洒落だし、走ってる車はピカピカの新車ばっかだし、ご飯は美味しいし、これでロンドンより物価が高いという難点さえ無ければ…という良い国でした。今度は冬に行ってオーロラが見たいな~♪


写真はコチラ↓
http://picasaweb.google.co.uk/wakoyoshida/Iceland

Thursday 20 September 2007

oh my....


今日はRayのグループミーティングで発表。

月曜にKarlのとこでやったばっかだし、ちょこっと編集して発表しようと割と気楽に構えてboard roomに行ったら、何やら見覚えのあるイガグリ頭…

Peterおるし!!!!!!!


きっと昨日まで国際会議@イタリアで一緒だったRayが言ったに違いない。
一気に大緊張モード。

見事に魂を抜かれ、前の人の発表は耳から耳へと抜けていくだけ…
喋りだすと落ち着くタイプなので案外うまく話せたし笑いも取れた(重要)けれど、質問続出で結局時間内に終わらず来週に後半戦だそーな。

終わった後はPeterとそのお弟子さんとで議論。
いずれにせよ近いうちに議論する予定だったけど、予期せぬ来訪はほんま緊張するわ。

来週のためにさらに底上げをせねばなぁ…

Tuesday 18 September 2007

my supervisors

こちらのラボでは、ラッキーなことに3人のprofessorに面倒見てもらっております。

私を雇ってくれているのは、陽気で多趣味なRay。

超多忙で不在が多いせいもあり基本放任主義だけど、スタッフ+学生が日常生活を楽しんでいるかどうかには常に気を配ってくれる。「人生を楽しんでないと良い研究なんてできないよ」というのがモットーで、私がここに来てから数ヶ月は毎日私の座席まで来て'happy?'と気遣ってくれた。
ホームパーティーや食事会も頻繁に開催し、スタッフ間の交流を図ってくれたり。これまで半年間だけで何度食事に連れて行ってもらったことか… お陰で自分では一生行けないような所にも行けたりなんかして、本当に有り難い。
芸術好きでもあって、ラボ内に絵画が沢山飾られているのは彼の提案に違いない。来月のRetreat@Zurich(これもRayの企画)では弦楽四重楽団を招いてコンサートをやるのだとか。

外から見ると"怖い"人らしく「プレッシャーがすごいでしょ?」と聞かれることもあるけど、そうでもない。私が鈍感なだけ? 
無意味にプレッシャーを与えてきたりはしないし、基本的には「最近どう?」「ちゃんとやってま~す」「good!」で終了。


Rayの隣の部屋に住むKarlには、Rayに連れられて行った超poshな食事会で隣の席になり「是非うちのグループミーティングにも参加して」と誘われて以来、お世話になっている。

Karlのグループミーティングはすごい。
週2回、きっちり2時間ずつグループ内の誰かが研究発表をするんだけど、毎回ミーティングの前に行われるQ&Aタイムが素晴らしい。Karlが15-20人程度の参加者1人1人順番に'are you happy?'と聞き、特に問題がなければ'very happy''i'm okay'等々と答えて終わり、質問があればKarlがその場で答えてくれるというシステム。
勿論研究活動に関する質問だけど、その内容は解析のテクニック、論文の書き方、関連論文の紹介、査読中の論文についての見解等々、バラエティに富んでいる。その1つ1つに、その場で質問者が納得するまでじっくり(1つの質問に数十分掛かることも)回答してくれるという何とも贅沢な時間。
Karl自身が今やっていることをトークしてくれることもあるし、多人数のグループなのに指導体制が決め細やかなのには本当に感心する。

そんなミーティングで、昨日トークして参りました。現在進行形の話をするのは初だったので大変緊張しましたが、2時間強があっという間でした。スライド15枚程度だったんだけどな… ともあれ有用なコメント・アドバイスを多数頂き、また前に進めそうで嬉しい限り。
どっと疲れて昨日は12時間睡眠~。まぁ普段も9時間とか寝てますが。はは。


隣の隣のビルに住むPeterは仕事が*超*早い人。
こちらに来た最初の週に「落ち着いたら挨拶に行かないとな~」と思いつつ座席で事務処理なんぞしていたら、いきなり「やぁ! 久しぶり。良い席だね!」と後ろから声を掛けられたので振り向くとPeterだったという…
そりゃ~もうパニックでシドロモドロ。
「で、いつミーティングする? 来週の水曜でいい?」という調子でその場で予定を決められた。

ミーティングは1対1でじっくり形式。英語も速いし内容も難しいし一番緊張する場面。
ミーティングの前にミルクティーを淹れてくれるし、どんな稚拙な質問にも丁寧に回答してくれるし、常にfriendlyに接してくれる。だけど、どーーしても緊張する。
とは言っても今のところ一緒に仕事はしてないので、ミーティングをしたのは数回で後はメールのやり取り。
しかしこれがまたキツイ。
近い将来一緒にやりたいけどまだ煮詰まっていないネタがあり、メールの内容は主に関連研究についての議論なのだが、正直言って所見で内容が理解できたことがない… 
まず長文であり、文章が難解で(スペルミスかと思ったらフランス語の単語だったりする)、内容も深く(文章が読めても意味が読み取れない)、知識の範囲が半端じゃない。
Peterからのメールは、一度ディスプレイ上で目を通して文章を理解し、プリントアウトして内容を汲み取るために読み返し、文中に出てくる彼の常識である研究に関する論文を読み、自分なりの意見をまとめ、再びメールを読んでPeterの意図を考え、やっと返事を書くという有り様。
まぁここまで時間が掛かるのも私の英語力&理解力不足ゆえなんだろうが…

先週こうしてやっとの思いで書いたA4 2ページ分のメール。きっちり3時間後にA4 3ページになって返信されて参りました。


そんなこんなで、3人のsupervisorにお世話して頂いている今日この頃。
我ながら、非常に恵まれた環境であるのだなーと常々実感。

明後日はRayのグループミーティングでトーク、来週は記念すべき初のスキャン実験が待っている。

未だにどのミーティングでもかなり緊張するけれど、失敗を恐れずにマイペースで前に進めたらな~と思っている次第です。

Thursday 6 September 2007

Mafia: village tour











午後からの時間を利用して、隣村を抜けて潮が引いた海を歩いて渡って離島にある遺跡を見学する、というツアーにも連れて行ってもらいました。正直あまり期待していなかったんだけど、これがなかなか良かった。今回の旅で感じたのは、アフリカの特に田舎の方の人々はめちゃフレンドリーで明るいということ。村をフラフラ歩いていると、大抵の子供はJambo!と叫びながら寄って来てニコニコしながら付いて来る。中高生くらいの子も、少し恥かしそうだけれどJamboと挨拶してくれる。
今回のツアーでも、連れて行ってくれたスタッフの男の子が村の出身者だったということもあり、村を抜ける頃には子供を5,6人連れたグループになっとりました。

マングローブが生い茂る海をジャブジャブ渡り、約1,000年前にアラブから移住してきた民族が作ったという村の遺跡を見物。何故か一番しっかり残っているのは刑務所でした。やっぱり建物が堅牢だったんだろうか? 女性用の刑務所の部屋の方が男性用より断然広かった。子供や妊婦も入るからだと説明されたけど…

帰りは出迎えたボートで宿まで戻ります。夕日が浮かぶ海をゆっくり進む木製のボートは、それはそれは綺麗でした。もちろんビールも持って来てくれてたしね~ good job!


Wednesday 5 September 2007

Mafia: sandbank










潮が引いた数時間だけ、海の真ん中に現れるsandbank。だーれもいないsandbankに陽気なスタッフがタープを張ってくれ、そこで飲むビールの美味しいことったら。

Mafia: sailing & snorkeling



Chole Mjiniでも、その日の予定は天気と潮の流れと気分を見てスタッフと相談して決めます。周りを珊瑚礁に囲まれた国立海洋公園の中にあるので、午前中に数時間シュノーケルし、お昼を食べに戻ってきて、昼からはサンドバンク・地元の村・遺跡等々に連れてって貰うという日々。ツアーには木製の帆船で行くんだけど、これがまた気持ち良い♪ ガソリン臭さがないのがいいわ~

シュノーケルでは大物には出会えなかったけど、ニモの家族がいてめちゃ可愛かった。クラウンフィッシュは同じイソギンチャクに住一番大きい個体がメス、2番目に大きい個体がオスで、メスが死ぬと24時間以内にオスがメスへ性転換を起こすそーです。だから、finding nemoのお父さんは話の最後にはお母さんになってるはずだ、と言ってました。

海は大好きなんだけど、寒がりなので船にあがると完全防備。

Mafia: Chole Mjini













Mafiaで宿泊したtree house。離島の村に隣接して、7棟の宿泊棟とメインの建物が点在しております。電気も水道も通っていなんだけど、至って快適でした。夕方以降は小道にランプが灯されるし、各棟に清潔なシャワーとトイレが設置され、シャワーは水のタンクから延びる水道管をアルコールランプで直接熱して浴びるタイプなのでしっかりお湯が使えます。

うちの棟は一番新しくて広かったらしく、1階はダブルベッドに洗面所(と言っても水のタンクと洗面器…)とデイベッドが置かれたリビング、2階はツインベッドの部屋になっておりました。
壁も屋根も全部バナナの葉かココナッツ製のロープでできていて、めちゃナチュラル♪