Friday 11 May 2007

seminar, seminar, seminar...

そもそもの研究室の規模が大きいのに加え、近隣のInstitute of Cognitive Neuroscience, Gatsby Computational Unit, Institute of Neurlogy etc...と交流が深いためにやたらとセミナーや講演が多く、選んで出ないと時間が足りません。が、今日は朝から晩までセミナーだらけでした。

SPM short course: 木~土の3日間、SPMの理論から使い方に亘ってのレクチャー。主にヨーロッパ各国から50名ほどの学生が来ていたようです。初日は基礎的な前処理や線形モデルの解説だったんだけど、英語の勉強にもなるし、これまでのやり方に勘違いなんぞがあったら怖いので聞きに行って来ました。とりあえずほぼ理解できたし、間違いもなかったようで一安心。2日目はアドバンスドなお話。いや~ MEGのデータがあんなに簡単に扱えるとは… 解析が大変そうと思って及び腰だったんだけど、あれならやってみたいかも。けども、何より誰が何の専門家なのかが分かったのが一番の収穫かも。隣の席の子がDCMのプロだということが確認できたしー

Talk by John Mazziotta: ICBMで扱っている脳画像データのお話だったのですが、話がうまくて面白かった。スライドもほぼ文字がなく、動画や写真を多用してて研究者じゃなくても面白いと思うんちゃうかなぁ。8,000人分の脳画像データを管理しているそうだけど、年齢ごとに平均を取って動画にしたデータはすごかった。大人になるまでに脳がどんどん大きくなるんだけど、体積はある程度で一定になる。それとは逆に、脳細胞がある灰白質の厚さはどんどん減っていって… 特に側頭葉は厚さ1cm程度まで落ちてました。アルツハイマー患者さんの脳が縮退していく様子もインパクトあったなぁ。

Talk by Rainer Geobel: Brain VoyagerのCEO。勿論データは全てBrain Voyagerで解析。SMP courseと同じ日だったのは奇遇でせうか。コースの受講生も聞きに来てたみたいだけど…
こちらは主に、脳画像のリアルタイム解析を使った研究のお話。fMRIに入って脳画像を撮りつつ、1秒以内の遅延で解析結果が得られてしまいます。脳活動(念力?)で文章を書くBrain writingも面白いけど、何と言ってもBrain pong。2人同時にfMRIに入って、コンピュータディスプレイ上でエアホッケーを対戦するというもの。もちろん、マレットはジョイスティックなんぞで動かせる訳でなく、脳活動の増減で動かします。数時間の練習でできるようになるらしいけど、どんな感覚なんやろ~?? やってる被験者さん達もかなりエキサイトするらしく、fMRIから出てきたら「次は絶対に勝ってやる!」とか言い合ってるらしいです(笑)

そんなこんなであっという間に夜ですが、最後のセミナーで隣の席だった人のTシャツが裏表逆でした。誰も指摘しなかったんだろうか…

5 comments:

Anonymous said...

楽しそう ;-)

Anonymous said...

brain ping pong やってみたいな
スマッシュとかできるのかな?

Anonymous said...

難しくてちんぷんかんぷんです。

wako said...

残念ながら、1次元でしか動かせないのでスマッシュは不可能。
+マレットの位置は連続じゃなくて8段階くらいの離散でした。

実際見たらパックの動きはすんごいゆっくり。端から端まで8秒くらいかなぁ。

wako said...

別に難しいことないよ。

脳の活動を計測する機械の中に入って、コンピュータ上でテニスみたいなゲームをするねん。けど、手足は動かせなくて、脳活動の増減でディスプレイ上のラケットを動かすねん。活動が高ければ左、低ければ右、みたいな。