Sunday 1 April 2007

impressive remarks

元来出不精で面倒臭がりの私が「是非とも行きたい!」と思えるラボでポストを貰えるようになったのは、様々な人のサポートとたった一本の論文のお陰なのです。なかなか芽が出なかった研究が予想以上に良い論文誌に通り、current issueとして出版された週に国際会議があり、そこで今のラボのボスと初めてお会いしたという何ともラッキーなタイミングでありまして。

私の人生を変えたとも言えるその研究を抜本的に改善し、論文を書く上でとてもとーってもお世話になったのがT先生。おんとし70歳超とは思えない体力と頭の回転の速さに加え、歯に絹着せずにはっきり物を言うけれども誰に対しても対等に接してくれる貴重な存在。私とキャラは全く違うけれども、尊敬できて大好きな先生です。

T先生の言葉は面白くも重みがあって感銘を受けることがしばしばなのですが、留学するに際して頂いたのが以下のお言葉。

「海外留学で最も大事なことは、留学先の生活、文化を学び、適応し、友人を作り、生活を楽しむことだと思います。それがクリアーできれば、成果は自ずからついてくると考えています。最初の1-2年の目標はそこにおいて生活を楽しんで下さい。真価を問われる研究成果は留学先のものでなく、帰ってからのものです。留学は帰国後の研究のための肥やしだと割り切って、色々学ぶのが良いでしょう。とはいっても、研究が進まなくては、楽しむこともできません。適当に頑張って下さい。」

何だか肩の荷が下りたような気分になりました。間違いなく生活は楽しんでるし。。。

ついでにラボの事務官から来たメール。遊び心がありますね~♪

Folks

the lunchtime meeting people ate like sparrows.......so there's lots of food left for the Vultures!!!!

Sandwiches - 2nd Floor Kitchen
Cakes and Fruit - Reception area Ground Floor

Enjoy

2 comments:

kazuhi-s said...

さすがT先生。いいことおっしゃいますね。
僕も留学したい人なのですが、意気込みすぎて海外に行くとすごく大変な思いをしそう。。
僕もこの言葉、覚えておこう。

wako said...

S田君(って伏字にする必要あり?)、

コメントありがとう♪

人によって言うことは違うのかもしれないけど、私はこの言葉に大分救われたよ。

こっちのボスも、ラボに来たら必ず私の座席まで来て"Happy?"って聞いてくれる。色んな人と話して生活を楽しみなさい、と。人生を楽しんで、しっかり休まないと良い仕事はできないよ、ってさ。

そんな彼は3週間の休暇中だったりします。。。